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先に、強大なイベントが不景気を招くと仮説した。
これに多少、関連があることを仮説してみたい。
最近、自動車の渋滞を解消する方法について、
こんなことが言われているのをご存知だろうか。
「一定速度で走り、車間距離をできるだけ保つ車を、
渋滞の列に入れることで、渋滞が早く解消される。」
停車する車が増え、その列が長くなると、それが渋滞である。
各車の停車時間が長くなるほど、渋滞の列は長くなり、
停車時間が短くなれば、渋滞の列は短くなる。
そこで、車間距離を十分に残すように、ゆっくり走る車を加えた場合、
前の車が停車しても、この車はなかなか停車はしない。
つまり、この車は、速度は遅いが、短い時間しか停車しない。
そのため、この後に続く車の列の停車時間は必然的に短くなり、
それを継続するうち、渋滞は解消されるというのだ。
さて、これを消費行動や経済行動に置き換えられないだろうか。
不景気とは、いわば渋滞の状態ではないだろうか。
経済状況が火の車で、何もできないお手上げ状態は、
いわば、前へ進みたいが車間距離がないため動けない状態。
本来の渋滞なら、車間距離をとった定速車を加えれば解消された。
これを経済に置き換えて考える場合、
人件費や材料費などを支払いうる経済的な余剰力が
車間距離に当たるのではないだろうか。
そうすると、不景気解消には、
常に余剰力を保った経営運転をする存在が必要なのだろう。
その具体的なものをすぐに求めるのは難しいので、
あいにく、その答えは保留にする。
ただし逆に、不景気を起こしやすい状態は推測できる。
それは、多くの車が一斉に高速運転している状態である。
もし速度を落とさざる負えない状況が起きてしまったら、
そのとたん、甚大な渋滞が発生する。
不景気を回避したければ、一斉高速運転の状態を
つまり、極端な好景気状態を、
回避したほうがよいと、そこから推測できる。
ここで先に挙げていた話につながる。
その回避すべき「一斉高速運転」の状態とは、
例えば、全国一斉の地デジ化であり、オリンピック開催といった、
強大なイベント、つまり先に挙げた経済爆弾なのではないか。
好景気だとしても、私たちはそれを悠長に歓迎してはいられない。
次の手として、やってくる急落をどのように回避するか、
どのように乗り切るかを早くから考えるべきではないだろうか。
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