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まず仮説から始める。
いわゆる「イベント」の強大なものは、不景気を招くと仮説したい。
例えば、最近の例で言えば、
日本全国で一斉に行われた「テレビ放送の地上デジタル化」。
これによって、テレビの買い替えやアンテナの付け替えの需要が、
一斉に日本中で行われた。
それによって、
液晶テレビなどの商品の供給が急激に必要になり、
関連のある業種はその大量生産に追われた。
多くの購買意欲を生み、多くの消費行動が行われたことで、
主要な商品の販売・生産業者を中心に好景気状態が続いた。
しかし、地デジ化が完了した今現在、その後はどうだろう。
ご存知の通り、大きく成長したメーカーは急激な売上減となり、
買収話の憂き目に合っている。
それは避けられない事態だったのだろうか。
ここで一つ考えるのだが、
もし地デジ化が全国一斉ではないなどして、
大量需要が起きていなかったら、果たしてどうだっただろうか。
各メーカーは浮かれて大量生産に走ることはなく、
今ほどの急激な売り上げ減少には見舞われなったのではないだろうか。
設備投資は計画的に行われ、損失を出しても
最小限で済んだのではないだろうか。
つまり、今現在のような不景気の元凶は、
強大なイベントがあったためと言えるのではないだろうか。
結論として、
強大なイベントは不景気を招くと言えるのではないか。
例えば他に、各国で行われるオリンピック。
開催地は一過性の好景気には見舞われるものの、
その後、大不況に見舞われている例が見受けられる。
同じように、いわゆる巨大な箱モノの建設。
建設中は周囲に好景気をもたらすものの、
完成後は払った代償への十分な収益を得られないばかりか、
莫大な維持費にかえって苦しめられている。
この、大きなイベントは経済効果として、
実は自らを破壊する爆弾ではないか?
強大な影響を起こし、最終的に周囲もろとも破壊する。
それが人間の一生から見れば、数年間という
ごく短時間の間に起こってしまう。
もちろんこれには例外もあることだろう。
しかし、例外の方が少ないのではないだろうか。
もしこの仮説が正しいとして、この経済爆弾を避けるには、
強大なイベントを起こさないという事になるが、
果たして、どうだろうか。
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