【家電】を主役にする未来 2011年10月04日 (Tue) 研究課題 探Q事務所 > 未来【予報】室 > 【家電】を主役にする未来

昨今、家電の中に、
コンピュータが組み込まれているものが一般化した。
それにより、
様々な機能や付加価値のある
家電が増えたのは言うまでもない。


家電の、次なる未来を予想したい。

コンピュータを組み込んでいない家電である。

時代を後退しようというのではない。
敢えてコンピュータを組み込まず、
代わりに、
各家庭に普及したパソコンにつないで、
デバイス状態で使用するのだ。

例えば、ミシン。
足踏みミシン、電動ミシン、電子ミシン、コンピュータミシンと進化してきたが、
まだまだ進化の余地がある家電である。
コンピュータミシンは、多機能で本来多用途に使えるはずが、
非常に大きくて重量があり、使用場所を占有されるなど、
女性には使いづらい部分が多い。
また、多くの機能それぞれを使いこなすには、
まだまだ使用者側の知識が求められる家電である。


この短所を克服するため、パソコンを利用する。
ＵＳＢ等でパソコンと家電をつなげるようにするのだ。
操作パネルや記憶媒体を家電から外し、パソコンにその機能を担わせる。
これで、ミシンの軽量・コンパクト化の一助となる。
パソコンの機能を使えば、より詳しい表示や計算機能が可能だから、
使用者の次の操作をタイミング良く指示したり、
エラー状態の説明をモニターで確認出きたり、
オリジナルな使用方法を模索出来たりと、
高機能でも、より手軽に楽しめるだろう。

さらに、パソコンにつなげずに、家電単体の時には、
基本的な機能を必要十分に備えている状態が理想だろう。
これが実現できれば、
基本機能を普段使いする場面と、高機能に使いたい場面の両方に使えるということで、
より付加価値の高い家電になるだろう。


主役はパソコンではなく、脇役。
それぞれの家電こそが主役、
という未来が、近々訪れるのではないだろうか。